鞄を洗おう!!
気をつけて使っていても、いつの間にか汚れてしまうバッグ。
「使い込むことで風合いが深まり、生地の強度や撥水力が増してくる」と言ってもやっぱり気になる・・・。
そんなお客様からお預かりしたバッグのメンテナンスも行っております。
通常はプロである企画者の吉田が行いますが、今回は素人である一人のスタッフがバッグのクリーニングに挑戦!
アイテムを駆使して、家でも簡単に洗えるかチェレンジです!
Let's Challenge!
用意したのはこちら。
企画者吉田氏が愛用中の帆布のウエストバッグは限定カラーのイエロー。釣りに持っていくので魚の血がところどころに付いています。
左側は弊社社員の私物で、初代6号帆布のグリーンのトートバッグ。深い色目なので判り難いですが、うっすらとくすんだような汚れがあります。
右側は9号帆布のトートバッグ。こちらは表面と角の汚れが目立ちます。
STEP 1 下準備
付属の革を洗剤から守るため、オイルでコーティングします。たっぷりと塗りこむ事で革の色落ちや変色を防ぎます。 この時、外せるパーツは全て外し、こちらも手入れしておきましょう。
STEP 2 洗ってみよう
スニーカーシャンプー(¥840)とスーパーで売っている亀の子たわし。 歯ブラシのような柔らかいブラシを使うのかと思ったのですが 「そんな上品にやってちゃ落ちないよ」 と吉田氏。靴用の柄付きのタワシがあるといいかも知れません。
まずしっかりと水洗いします。
水をかけて全体を濡らします。初めは水をはじくのでやり難いのですが、少しずつ馴染んでいきます。
次に
スニーカーシャンプーをまわしかけ、タワシでごしごし洗います。革に水が染みるのや、帆布の色落ちを警戒していましたが、いったん洗い始めるとそんな余裕はなくなり、気にせずジャブジャブ洗いました。
STEP 3 干しましょう
洗い終わったらよくすすぎ、タオルで水気を拭き取り、形を整えて干しましょう。
ポイントは、出来るだけ革を上にすること。逆さにすると水分が下がり、革にシミが出来たりするそうです。
風通しがいい日陰がベストですが、今回は夏の太陽が照りつける弊社の屋上で干しました。
乾いたら、
革に再度オイルを塗りこみ、乾燥した革を保湿します。
生地の撥水性が薄れているのでプロテクティブスプレーを全体にかけます。
AMEDASは革にも対応しているので、革の部分にもかけてあげましょう。
出来上がり
ウエストバッグは色落ちも少なく、かなりキレイになりました。表面に点々と付いていた魚の血(!)もすっきり落ちました。
グリーンの6号帆布のトートバッグは力を入れてこすりすぎたのか、若干色が落ちました。 持ち手の汚れやくすみはキレイに取れました。 ベージュの9号帆布のトートバッグも全体的に色が薄くなりましたが 角の部分の汚れは取れています。 3点とも事前のケアの効果で、革の色落ちや色移り等はありませんでした。
2011-08